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奥の奥、残る記憶。

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先日行った

9月のハンドトリートメントの講座。

綴っております。

aromatime 記事

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10月のアロマハンドセラピスト講座
グループレッスンは

★15日(火)
★29日(火) 満席です
★土日 26日(土)20日(日)

詳しくは、こちらをご覧くださいませ






゜。°。°。°。°。°。°



【引き出しの、奥の奥のほう、思い出の記憶。】



授業の中では

受講される生徒さんに合わせて


こちらの色々な経験談も

織り交ぜながら

お話をさせてもらってます。




トリートメントの現場で

これまで触れさせていただいた

大切な経験、

思い出を

しまっておく引き出し。



その引き出しを開け


(この経験談は

この生徒さんには

ぜひ、お伝えしたいことだな)



と思ったら

お話しする。






それでも

後からになって


あっ!

このお話も

伝えておきたかった!!


という場合も、よく有り。

(笑)





講座を終えた後は

いつもよりも

ハンドトリートメントにまつわる記憶が

蘇るようで。





今日は

そんな

大切な引き出しの中から


奥の奥にしまってて


わたし自身も忘れていた


少し前の記憶、

思い出のお話を。




゜。°。°。°。°。°。°



【奥州市で出会ったおばあちゃん】


あれは、5年以上前・・・

妊娠中の頃。



大きいお腹を抱えて

奥州市まで

東北本線に揺られて


とある

認知症専門の

介護施設へ

出向いた時のことです。




目的は


介護中のご家族に

アロマの活用方法をレクチャーを

するため


でした。




依頼してくれたのは

温泉サロン時代のお客様。



その方は

介護福祉士をされていて



わたしの母より年上で

よくトリートメントを受けに来てくださった。


来るたびに



『アロマを受けると

自分の中から、活力みたいなのが

湧いてくる。

不思議だねぇ。』

と、喜んでくださった。



からだのこと

ご家族のこと・・・

いろんなお話をした。





依頼の電話で


『妊娠中だったなんて!

おめでとう!

でも、ごめんね~

いいから、無理しないで!!

しかも

お礼だって、交通費くらいしか出せないし・・・』


と、おっしゃったけど



産んだら、更に

会えなくなるから


わたしが、会いたかった。





温泉辞めて

盛岡で、サロンを開く


と、伝えた時


寂しいって

泣いてくれた。



寂しいけど

自分で決めたなら

行ってらっしゃい。


頑張ってね。


泣いた後

笑ってくれた。




だからこそ

尚更

今の自分を、見てもらいたかった。





その方とわたしは

誕生日も

偶然、一緒で。



誕生日が一緒って

何とも言えない

結束感、生まれません?

(笑)



゜。°。°。°。°。°。°。°




降り立った駅で

あの頃と変わらない笑顔で

出迎えてくれました。




そして

一路、介護施設へ。




事務所の一角で

入居さんのご家族に向けて


かたっ苦しくない雰囲気で

アロマの活用方法を。



りと

タッチングには

介護される方も

する方にも

こんな効果が期待できます。


という話や


芳香浴や

アロマスプレーで

消臭、抗菌等の

快適な空間づくり。



認知症と嗅覚の関係。


匂いがどんな風に

脳の記憶へと

結びつくのか・・・




確か

こんなお話をしたと思う。



゜。°。°。°。°。°。°。°



その後で


大きいテレビもある

『入居者さん達の憩いの場』

みたいなホールへ移動し


施設のスタッフさんの許可を得て


入居者さんの中で

興味を持ってくれた方がいたら


ハンドトリートメントを

させていただくことに。





わたしが広場に移動した時

皆さんは何をしていたか、というと・・・



全員で

『ドリフのコント』のDVD

観てて。

(笑)



スタッフさん曰く


これを見ると

皆さん、普段よりも

よく笑うんですよ~、って。



・・・わかる、わかるわよ。


昭和世代なら

手に取るように、理解できるわよ。




やっぱり

すごいよ、志村。

すごいよ、ドリフ!!






そんな、ドリフの大爆笑の中で

ひとりだけ

全然、笑ってない方が

いたのです。




短髪で

怖い顔して

離れたテーブルに座ってる。



一見、

おじいちゃんかな?

と思ったら


スタッフさんが


『おばあちゃんなんですよ。

髪、短いし

表情が、ね。』





斜め向かいの椅子に座り

ゆっくりと

話しかけてみました。



『もし、嫌じゃなかったら

手、マッサージしても

いいですか?』



返事は、無い。



けれども

拒絶される様子も、無い。




すかさず、スタッフさんも

加わってくれる。



『〇〇さん。

手っこ、冷たいから

ちょこっと、マッサージしてもらおっか~?』




ミカンの香りを

漂わせながら


『じゃあ、手っこ、

触らせてもらいますね。


私の名前は

板谷美香です。


生まれは、青森です。

よろしくお願いします。』



挨拶をした。




そしたら、側にいた

スタッフさんが


『偶然!

〇〇さんも、青森の人なんですよ!』


と、教えてくれた。




゜。°。°。°。°。°。°。°




トリートメントの最中も

そのおばあちゃんは

喋らない。


笑うわけでもない。


でも

嫌がって、手を払ったりする

素振りはなかった。




普段、サロンや

イベント等での

ハンドトリートメントは

正味、30分位なのですが


この時は

10分位に、短く

まとめたと思う。




アロマトリートメントに決まりはない。


その場、その場の

雰囲気や

ケースに合わせて


一番良いと思われる方法で

行います。






『終わりましたよ。

どうもありがとうございました。』


とお礼を述べたら



おばあちゃんが、

ただ、一言。



『あんたの手、あったけぇな。』



そう言って

1人、部屋に戻って行った。






スタッフさんは

最後まで、おばあちゃんが

トリートメントさせてくれたことに

少し、驚いていた。




普段、おばあちゃんは

他の入居者さん達に

暴言を吐いたり


時には

暴力を振るってしまうのだと

事情を話してくれた。




『どうしてそんなことするんだろう?って

分からなくも無いんですよ。


亡くなった旦那さんにね

暴力を受けていたと

聞いています。


今でいう、DVです。』






認知症は忘れる病気。


忘れるはずなのに


無意識の中で

きっと、忘れてはいない

暴力を受けた記憶。



悲しかったです。




゜。°。°。°。°。°。°。°



誰かに触れるということは】



触れるということ。


強く叩かれたら

触れる=怖い。



優しく撫でられたら

触れる=愛されている。





人に触れるということは

良い場合ばっかりじゃ、ない。



触れられ方で

その意味は

如何様にも、姿、形を変える。


心の記憶に残る。






あのおばあちゃんは

どうしているだろか?



ミカンの香りの記憶も

ハンドトリートメントの記憶も


きっと

とっくに無いと思う。





過去は変えられない。


それなら

未来は?



あまりにも辛い過去ならば


今も

未来も

引きずってしまうこと

あって当然だと思う。




ただ、


あの時間だけは

あの方にとっても

わたしにとっても


確かに

『穏やかな時間』

だった。






『あんたの手、あったけぇな。』




触れられることの

記憶の中で


あの10分間は

そんな時間であったなら。





未来が

思い描いた通りに

変わらなくても



誰かの

この10分のために



誰かと自分の

10分のために



この世界を

続けていきたい。



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゜。°。°。°。°。°。°。°。゜。°。°。°。


ドリフの様に

歳を取っても

途中、休んだとしても

長く、続けていくことを目標に。

伝えていく。


志村、後ろー!!!♪



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プロフィール

リトルミー

Author:リトルミー
2010年5月から5年間
盛岡市材木町にて、サロンを営んでおりました。
2年半の産休を経て
2017年8月1日
盛岡市清水町にて、再びサロンオープンの運びとなりました。

住所:岩手県盛岡市清水町14-2ラ・メゾン・モリオカ101号室
定休日:日・月曜
営業時間:10:00~16:00
電話:080-1691-1777

日々の『思・感・触・見・香・・・』色々と。

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